(2015年4月20日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

ユーロ圏財務相会合、ギリシャ改革案を承認 支援延長に近づく

ギリシャの国庫は着実に空っぽになりつつあるが、債権者との交渉は遅々として進まない〔AFPBB News

 先週まで、ギリシャとの対話はうまくいっていなかった。その状況が変わったのは、この国際金融外交ショーの舞台が、国際通貨基金(IMF)と世界銀行の春の総会のために米国の首都ワシントンに移った時だった。何のことはない、さらにひどくなったのだ。

 筆者の直観によれば、このショーはまだしばらく続く。

 ギリシャは現在の第2次金融支援プログラムの延長交渉と新しい第3次金融支援プログラムの交渉とを統合したいと考えている。

 この思惑通りに事を運ぶためには、今年の夏を乗り切るための一時的なつなぎ融資が必要になるだろう。

 このように書くと、誰かがすでに計画を立てているように聞こえるが、どうやらそうではないようだ。欧州の金融当局者があれほど途方に暮れている姿を、筆者はこれまで見たことがない。

大惨事を避ける唯一の方法

 ギリシャがユーロ圏を離脱するか否かという最大の問題は、依然答えが出せない状況にある。しかし筆者は今では、ギリシャはデフォルト(債務不履行)するだろうとほぼ確信している。

 ユーロ圏の当局者の一部は、ギリシャが「グレグジット(ユーロ圏からの離脱)」をせずにデフォルトする可能性を少なくとも検討はしていると筆者は理解している。かなり複雑な話であり、当局者には具体案を練る時間がなかったかもしれないが、最悪の事態を避けるにはこれしかないかもしれない。