今週はイスラム国に関する記事が上位をほぼ独占した。1位「イスラム国の「真の狙い」など存在しない」、2位「解放か殺害か、人質の明暗を分けるもの」、3位「イスラム国人質事件、日本外交の転換点か」だけでなく、5位「イスラム国と戦う「有志連合」、まぎれもなく日本は一員である」、6位「イスラム国ではなく「ダーイシュ」、弱点を突いて解体せよ」と、4位の韓国に関する記事を除けば、6位までがイスラム国に関する記事が占めた。

世界中からジャーナリストが集まっていたカンボジア

今週のランキング
順位 タイトル
1 イスラム国の「真の狙い」など存在しない
2 解放か殺害か、人質の明暗を分けるもの
3 イスラム国人質事件、日本外交の転換点か
4 異常国家、異常社会の実体を晒しつつある韓国
5 イスラム国と戦う「有志連合」、まぎれもなく日本は一員である
6 イスラム国ではなく「ダーイシュ」、弱点を突いて解体せよ
7 中国の侵略から日本を守るための最新戦略
8 不平等への正義の一撃かトンデモ本か、『税金を払わない巨大企業』の衝撃データ
9 がんばる部下はもういらない
10 不毛な謝罪をまた盛り込むのか?世界が注目する安倍首相の「戦後70年談話」
11 おいしい「灰色収入」が中国共産党政権を亡ぼす?
12 人質殺害後、コラージュ画像が世界に発信する罪
13 予想外にしぶといシェール企業の落とし穴とは
14 腐敗分子一掃で「習近平の軍隊」化が進む人民解放軍
15 賽は投げられた メガソーラーと大型風力発電に逆風が吹く
16 現代自動車、仰天の115階スーパー高層本社計画
17 欧州の真ん中を走る危険な亀裂
18 「もやし」が一大事!悲鳴をあげる生産者
19 引き下げられる介護報酬、“綺麗事”の改定が現場を壊す
20 若者を食い物にする韓国版ブラック企業

 突然のようにイスラム国の問題が読まれるようになったのは、やはり日本人ジャーナリストが殺害されたことが大きいのだろう。

 後藤健二さんは大変お気の毒だったが、誤解を恐れずに言えばジャーナリストとして立派な使命を果たしたと言える。

 現在、カンボジアに駐在する世界のジャーナリストは非常に少ない。しかし、ポルポト政権の頃には世界中からジャーナリストが詰めかけていた。

 そして多くのジャーナリストが命を落としている。もちろん、そこには日本人ジャーナリストも含まれる。

 歴史が大きく動く中で、その震源地では実際に何が起きているのか。私たちが実態を知るには、こうしたジャーナリストの活動が不可欠である。

 そして不幸な歴史が繰り返されないように、世界中の人たちが深く考える必要がある。

 後藤さんのご冥福を心からお祈りしたい。