愛知県小牧市、名鉄小牧線味岡駅から徒歩7分程度のところに「味岡エコタウン」がある。

 全6棟分の宅地を建築条件付きで販売するものだ。現地は幹線道路から少し脇に入った、やや小高い地形にあり、日当たりもよく、静かな郊外の住宅地という印象であった。

統一感のある外観、OMソーラーシステムによる快適な室内

 筆者が見学した時点で既に3棟が建築され入居しており、1棟は建築中であった。残り2区画の買い手を待っているところで、そのうち1区画はモデルハウスが建てられ、建物ごと分譲される予定である。

 注文住宅とはいえ、既に建築されている建物の外観は一定の統一感があり、塀は高すぎず、道路側に植栽を配すなどして、開放感のある街並みを形成している。

味岡エコタウン正面外観。手前がモデルハウス(筆者撮影、以下特記のないものは同様)
味岡エコタウン北側外観(阿部建設提供)
 

 モデルハウスに入ると、無垢の木の床から柔らかいぬくもりに包まれる感覚を受けた。OMソーラーというシステムが設置されており、屋根の集熱空気層で暖めた空気を、太陽光発電で稼働するファンによって床下に送り込み、床全体を暖めているのだ。

 筆者が訪問したのは11月の日中で、外気温が14℃のところ、室温は21℃に保たれていた。冬の最も寒い時期の朝方でも13~15℃を下回らないという1

室内リビング(阿部建設提供)
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ロフトのOMソーラーシステムのダクトとファン
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モニターで室温、外気温、集熱温がリアルタイムで確認できる
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1 東海地域の場合(阿部建設調べ)。