業種は、まず、金融と事業会社で大別される。両者の間の人材交流は限られている。事業会社間であれば、ITから消費財など、人材の動きは頻繁なので、業種の転換は後から十分可能だ。何と言っても、自分の興味のある業種を選ぶことが一番だ。

 カルチャーに関しては会社により千差万別だが、現地化度合いと本国籍が比較的切り分けするのに便利かもしれない。現地化度合いが高ければ、日本法人で物事を進められる余地が大きくなるが、グローバル体制に完全に組み込まれていれば、海外との協業なくしては仕事が進まない。

 また、国籍は、大胆に言えば、米系は議論がオープンで直接的、実力主義が貫かれている一方、欧州系はそれらに加えて、事前の相談、社内人脈など、ソフトなスキルも重要となる場合が多いように感じられる。

 さて、これで気持ちの整理と下調べは終わった。この間、頼りになる友人・知人がいれば話を聞くのはもちろんだ。実は、ここから先は割合と単純なステップだ。エージェントに会って話をすればいい。

ステップ3: いよいよ活動

 転職に興味はあるのだが、エージェントに連絡するのは気が引けるという人は多い。でも、エージェントは仕事で人と会うのだから、遠慮、配慮は不要だ。

 エージェントが主催するイベントなどに参加して、参加者と話してみるのもいい。よいきっかけづくりになるはずだ。

 魅力的な履歴書を作成して、エージェントに連絡を取る。ステップ2までで考えた希望を伝えて、意見を聞いたり、求人状況を教えてもらおう。

 エージェントは、適切な案件があれば求人先企業にあなたの履歴書を送る。企業が興味を持てばインタビューがセットされる。面談は受けた方がいい。実際に外資の採用者と会って、自分の考えや理解が妥当か確かめよう。

 ここまで、常識的なことばかり書いたが、いくつか気に留めておいて方がいいことを付け加えておこう。