今週の1位は東京大学の伊東乾准教授による「STAP細胞で大儲けした人間を許してはいけない」だった。STAP細胞の問題は、日本がいかに科学技術のリテラシーが低いかを白日のもとに晒した。そして、STAP細胞の研究者の科学者としての在り方の問題から、日本の研究の総本山と言ってもよかった理化学研究所の組織そのものの体質が問われることとなった。

東京都議会のセクハラやじ、世界を駆け巡る

今週のランキング
順位 タイトル
1 STAP細胞で大儲けした人間を許してはいけない
2 乗り心地は快適、しかし未来は暗い米国の潜水艦
3 慰安婦問題「濡れ衣」の元凶は誰か
4 「おひとり様」高齢者が買い物をしたいのはスーパーかコンビニか
5 女王陛下を人質にした中国の「成上がり」外交
6 策に溺れる策士、「下の下」外交で孤立深める中国
7 着々と進む人工島の建設、いよいよ南シナ海を手に入れる中国
8 韓国国会議員と運転手が前代未聞の大バトル
9 ミャンマーで囁かれる「日本企業はNATO」とは?
10 知恵も資源もある日本が優位になる時代の到来
11 自衛隊の現有勢力では中国の侵略を防げない
12 武装組織「ISIS」が勢力拡大、イラクは3分割されてしまうのか
13 韓国の新経済副首相はウォン高容認派?
14 安倍首相の第3の矢はむしろ「1000本の針」
15 蘇った米国のネオコン
16 中国が最も嫌がる集団的自衛権発動のシナリオ
17 時限爆弾抱えた経済成長、中国崩壊までのシナリオ
18 韓国の偽クローン事件に匹敵するSTAP細胞詐欺
19 北極の防衛に本腰を入れ始めたロシア
20 イラク・スンニ派の反乱:絶望的な勝算に賭ける

 世界に大恥を晒すことになった今回の事件だが、旧弊を正すには絶好の機会とも言える。徹底的に追及していくべきだろう。

 同じことが東京都議会でのセクハラやじについても言える。これもまた外国人記者を通じて世界に発信され、日本の恥を晒すことになった。

 都議会はこれ以上の責任追及を行わないことにしたようだが、海外からはセクハラ発言そのものよりも、そのような議会の対応が厳しく糾弾されることは間違いない。

 残念ながら日本の政治は三流にさえなり得ていないということだろう。

 さて、先週新しく始まった連載がランキング入りしている。京都大学の矢野浩之教授による「知恵も資源もある日本が優位になる時代の到来」だ。

 矢野教授はカーボンファイバーを超える新素材として期待が高まっているセルロースナノファイバーの研究で世界をリードする研究者である。

 植物由来の環境に優しく非常に強い新素材は今後、様々な分野で活用される可能性がある。

 しかも、それは日本が圧倒的に資源を持っているという点も見逃してはいけない。

 米国はシェールオイル・ガス革命によって再び大きな力を持ち始めているが、資源小国と言われた日本でも似たような革命が起きる可能性がある。

 その期待を集めているのがセルロースナノファイバーである。

 実際にどのような分野で遣われるようになるのか、また日本は何ができるのか。連載に期待したい。