“資源大国日本”がリードする次世代繊維

豊かな森が生み出す最先端素材に先進国が熾烈な開発競争

2014.03.28(金) 藤原 秀樹
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 いくら目立たないように努めても、過去の人々には反論できない。従って、英語版で読める「ヴァレンベリ家」の伝記は存在する。特に銀行家と産業人を兼ね具えた人物であるヤコブ・ヴァレンベリやマルクス・ヴァレンベリ(現在のマルクス・ヴァレンベリの祖父)がそうだ。

 また、ヴァレンベリ家を語るときに忘れてはならないのが、ラウル・ヴァレンベリ(1912-1947)である。第2次世界大戦末期、ナチス占領下のハンガリーに外交官として赴任し、数万から10万と言われる多くのユダヤ人を救出した。

ヤコブ・ヴァレンベリ(左、1892-1980)とマルクス・ヴァレンベリ(右、1899-1982)
ラウル・ヴァレンベリ(1944年パスポート写真)
 

 そのラウル・ヴァレンベリは1945年にソ連占領に伴い行方不明となった。1947年にソ連国内で病死したと伝えられるが、いまだ行方不明のままである。

「Good Evening, Mr. Wallenberg」

 この話は、ヨーロッパではよく知られた話である。映画にもなっている。

 私が持っているのは、「Good Evening, Mr. Wallenberg(God Aften, Herr Wallenberg)」というアメリカ版であるが、言語はスウェーデン語である。

 このように、ヴァレンベリ一族は銀行家、産業人、外交官など多くの人材を生み出し続けている。また、1人の人物が銀行家、産業人、外交官を兼ねるなど各方面に有能な人材を提供している。今後もそうであろう。

 「存在していても、目立たぬように」であるが。

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藤原 秀樹 Hideki Fujiwara

 

カーボンニュートラル資源研究所 代表

慶応義塾大学工学部卒・同大学院修了後、十條製紙(現・日本製紙)入社。

米国・ウェスタンミシガン大学留学。工学博士。

日本製紙・取締役・研究開発本部長、関係会社役員を歴任。

TAPPIフェロー(米国紙パルプ技術協会名誉会員)、TAPPI 塗工部門技術賞 (アジア初)

東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部・非常勤講師、タイ国アジア工科大学院・客員教授

米国紙パルプ技術協会・国際研究管理委員会 委員(副委員長)
マルクス・ヴァレンベリ賞(スウェーデン)選考委員会・アジア地区大使を経て、現在は選考委員会のシニアアドバイザー

エネルギー戦略

20世紀の社会を築き、支えてきた石油。しかし世界的な環境意識の高まりの中で、石油依存社会の限界が明らかになりつつある。石油はいまどうなっているのか。石油社会の次を築き、新世紀を切り開くイノベーションは何か。その最先端の姿をリポートする。

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