本記事は12月19日付フィスコ企業調査レポート(ジャパンベストレスキューシステム)を転載したものです。
執筆 客員アナリスト 
佐藤 譲
本資料のご利用については、必ず記事末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。当該情報に基づく損害について株式会社日本ビジネスプレスは一切の責任を負いません。

バイノスによる環境浄化が今後急成長の見通し

 ジャパンベストレスキューシステム<2453>(以下同社)は、家のカギ、ガラス、水回り、パソコンなど日常生活におけるトラブルを解決するサービスを主たる事業として展開する。M&Aや業務提携にも積極的で、福島県の除染事業で活躍しているバイノス社を2013年2月に子会社化している。

 バイノス社が展開する環境メンテナンス事業では、新種の微細藻類「バイノス」を使用した環境浄化を手掛けている。今後はこのバイノスの事業が急成長する見通しだ。バイノスの効率の良い除染工法が評価され、福島県内の道路除染での受注が増加しているだけでなく、今後は工場内の私有地や飛行場の滑走路などへの展開も期待されている。売上高は2013年9月期の1,809百万円から2014年9月期は4,364百万円を計画しているが、除染需要は中間貯蔵施設の建設、稼働も含めて考えればまだまだ膨大で、数百億円規模の潜在需要があるとみられている。また、除染以外でも、家畜の飼料用としての利用が有望視されている。バイノスに抗インフルエンザ成分が含まれていることが確認されたためで、鳥インフルエンザ対策として有効とみられている。その他にもバイオ分野や新エネルギー分野など適用領域は多岐に広がっており、今後の開発動向が注目される。

 2014年9月期の業績はバイノス効果で前期に引き続き2ケタ増収増益が見込まれる。バイノス社に加えて、除染作業用車両の賃貸を手掛ける子会社も急成長中だ。また、会員事業でも国内最大手のCATV会社、JCOMと業務提携し、JCOMユーザー向けに「生活救急サービス」の販売を開始する。既存事業の安定成長に加えて、バイノスの成長事業が加わることで、同社の業績拡大ペースは今後加速化していくものと思われる。

Check Point

●バイノス事業の展開で今後さらに成長が加速する可能性も
●前通期は増収増益、営業利益と経常利益で過去最高を記録
●株式売出しでスムーズな事業拡大と財務体質の改善へ

事業概要

生活に関わる様々なトラブルを解決するサービスが柱

 現在、同社は生活に関わる様々なトラブルを解決するサービスを主たる事業として行っている。各事業の内容について以下の通りとなる。