Digital Experience! TOP>JBpress>マーケティング道場

ソーシャル化する社会と対峙する企業・第1回
~日本ケンタッキー・フライド・チキン(後編)

ソーシャル化する社会が世界を大きく変え始めた(45)

2013.11.28(木) 小川 和也
    http://goo.gl/0CROFH
1
nextpage

シリーズ「ソーシャル化する社会と対峙する企業」の第1回は、日本ケンタッキー・フライド・チキンでデジタル・CRM推進室長を務める干場 香名女(ほしば・かなめ)氏にインタビューを行った。前回に続き、デジタルマーケティングやソーシャルメディア活用への取り組みについて聞く。

加速する生活者の変化を捉えるためにはデータを活用せざるを得ない

干場 香名女(ほしば・かなめ)氏
総合商社のコンシューマービジネスを担当する部門へ異動後、2002年大手コンビニエンスストア子会社に出向しクレジット・ポイントカード事業の立ち上げを経て、2009年日本ケンタッキー・フライド・チキンに再出向。2013年4月より、DIGITAL・CRM推進室で全社デジタルマーケティング戦略の 企画、オウンドメディア、ソーシャルメディア を中心とした施策の企画と実行を推進。

小川 デジタルマーケティングというと、「データの活用をどうするか」という視点が常につきまといます。ビッグデータとはいっても、膨大なデータを意味あるものに変えられず、ただデータに翻弄されているような場合もまだ多いでしょう。

 DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)のようなものを含めて、データ活用に関してはどのようにお考えですか。

干場 DMPも含めて、データをいかに活用していくかは、デジタルマーケティングにおいては避けられない課題だと認識しています。

 米国をはじめ、海外ではデータ解析の重要性、活用の度合いは高いですよね。これは思うに、国籍も含めて多種多様な人々がひとつの国で生活しているという背景も影響しているからなのかもしれません。複雑な消費者構造を解きほぐすには、どうしてもデータというファクトが不可欠になる。感覚だけではどうにもならないというか。

 一方の日本は、それに比べるとまだシンプルで、それほどデータ主義である必要を迫られることなくここまで来たのかもしれません。しかしこれからは、価値観も多様化し、消費者も複雑化していく。そこではやはり、データの活用は重要になってくると思います。

1
nextpage
  • PR
  • PR
新着記事
MORE
BackNumber
MORE
ArticleRanking

Kazuya Ogawa

アントレプレナー / デジタルマーケティングディレクター / 著述家
西武文理大学特命教授

小川和也オフィシャルサイトはこちら

慶應義塾大学法学部卒業後、大手損害保険会社勤務を経て、2004年グランドデザイン&カンパニー株式会社を創業、代表取締役社長に就任。数々のITベンチャービジネスや、デジタルマーケティングディレクターとして大手企業や行政、アーティスト等の先端的デジタルマーケティング事例を数多くつくり続けている。

ビジネスだけではなく、デジタルと人間や社会の関係の考察と言論活動を行っており、著書、寄稿、講演、メディア出演多数。主な著書に、「デジタルは人間を奪うのか」(講談社現代新書)、日本で初めての概念をテーマとした「ソーシャルメディアマーケティング」(共著・ソフトバンククリエイティブ)、「ソーシャルメディア維新」(共著・毎日コミュニケーションズ)、「Facebookマーケティング」(共著・ソフトバンククリエイティブ)、「ソーシャルブランディング」(共著・インプレスジャパン) など。

マーケティング道場

現在のマーケティングの課題、デジタルマーケティングの最新手法、マーケティング投資の考え方とは? 確実に顧客に届き、アクションを促す新しいマーケティングのあり方を探る。

>>最新記事一覧へ