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ビッグデータは日本を復活させる救世主か

企業のビッグデータ活用に必要な7つのステップ

2013.09.04(水) 本間 充
    http://goo.gl/RwjNxP
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 私は2012年2月、日本アドバタイザーズ協会のWeb広告研究会代表幹事として、「Cooking Big Data~マーケティングの新しい時代へ」という宣言を発表した。

 そして、Web広告研究会の参加者と共にマーケティング領域におけるビッグデータの有用性を考え始めた。Web広告研究会内にビッグデータ研究委員会を設置し、現在も研究を進めてもらっている。

ビッグデータをめぐる議論もプロジェクトも増えてきた

IBMによるWikipediaの可視化イメージ。ウィキペディアのテキストおよび画像は、ビッグデータの典型的な例である(ウィキペディアより)

 昨今は、さまざまなところでビッグデータという言葉を耳にするようになった。例えば、2013年の選挙では多くの事例があったと思う。

 2013年の参議院選挙は、インターネットでの選挙活動が解禁された最初の選挙であった。選挙期間中、多くの候補者がインターネットで情報を出し続け、有権者の側もインターネットで情報を検索したり、情報に触れることができた。

 この有権者の検索行動を使った、Yahoo! Japan の政党別獲得議席数予測なども発表されたりしている。

 このほかにも、ビッグデータの活用事例に触れる機会が増えてきたと思う。しかし、ビジネスという視点では、ビッグデータの活用によって企業が成長する、あるいは経済活動が活性化するということが重要だ。

 今回議論したいのは、ビッグデータを活用することで日本の経済は成長するのかということである。ビッグデータの学術利用や研究の領域だけでなく、企業の武器になるのかという視点で考えてみたい。そこには、実は大きな課題があると思う。

政府も重点テーマにしているビッグデータ

 2013年6月14日に、安倍政権は「日本再興戦略 -JAPAN is BACK-」を閣議決定した。この資料には、民間企業にとっても刺激的な内容が含まれている。

 目次を見るだけでも、「科学技術イノベーションの推進」や「IT が『あたりまえ』の時代にふさわしい規制・制度改革」などという言葉が並んでおり、これを実現できれば日本は再興するかもしれないと感じる。

 また、この中には「2015年度中に、世界最高水準の公共データの公開内容(データセット1万以上)を実現」といった、ビッグデータを活用する内容も含まれており、文章中に「ビッグデータ」という言葉は8回も登場している。

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本間 充 Mitsuru Honma

 

1992年、花王に入社。1996年まで、研究所に勤務。研究所では、UNIXマシーンや、スーパー・コンピューターを使って、数値シミュレーションなどを行う。研究の傍ら、Webサーバーに遭遇し、花王社内での最初のWebサーバーを立ち上げる。1997年から研究所を離れ、本格的にWebを業務として取り組み、1999年にWeb専業の部署を設立した。花王のWebを活用したマーケティングに取り組み続け、現在は、デジタルコミュニケーションセンター 企画室長を務めている。新しいWebのコミュニケーションの検討・提案や、海外花王グループ会社のWeb活用の支援、またB2B領域のサイトの企画まで、広く花王グループのWebのコミュニケーションに関わっている。Ad Tech Tokyo 2009, Ad Tech Singapore 2010等でも講演。

社外においては、公益社団法人・日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会の代表幹事を、2011年から務めている。
北海道大学卒業、数学修士。日本数学会員オープン・モバイル・コンソーシアム メンバー

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