米国のスマートフォン市場でシェアトップのカナダRIM(リサーチ・イン・モーション)が2010年3~5月期の決算を発表した。純利益は前年同期比19.6%増の7億6900万米ドル、売上高は同24%増の42億4000万米ドルとなった。
ブラックベリーのシェアに変化
堅調な伸びを示したかに見えるが、売上高はアナリスト予想の43億5000万ドルに届かなかった。また同社が先に発表していた事前予測値(42億5000万~44億5000万ドル)も下回る結果となった。
折しも米アップルの「アイフォーン4(iPhone 4)」が発売され、アップルの店の前には徹夜組も含めて数百人が並んだ。熾烈な競争が展開される同市場でRIMの立場が危ぶまれているとメディア各紙が報じている。
厳しい製品開発競争にさらされるブラックベリー〔AFPBB News〕
ビジネスユーザーを中心にいち早くスマートフォンが普及していた米国では、かつて同社のブランド「ブラックベリー(BlackBerry)」はスマートフォンの代名詞だった。しかしアップルや米グーグルが市場参入してきた今、同社は厳しい製品開発競争にさらされている。
米ニールセンによれば、米国スマートフォン市場の今年1~3月期のシェアは、ブラックベリーが35%でトップ。2位はアイフォーンの28%だ。しかしブラックベリーのシェアは前期から2ポイント縮小している。アイフォーンは2ポイント拡大しており、両者の差は縮まっている。
米IDCの世界スマートフォン市場調査でも、ブラックベリーのシェアは1年前の20.9%から19.4%に低下。一方アイフォーンは10.9%から16.1%へと大きく伸びている。
タッチスクリーン端末の開発に苦戦
RIMが3~5月期に出荷したブラックベリー端末の台数は1120万台。これはここ最近のアイフォーンの四半期当たりの出荷台数、約870万台よりも多い。
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