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人は道具を使いこなし、道具と手法を進化させる

あなたの周りにITデバイドのマーケタ―はいませんか?

2013.07.17(水) 本間 充
    http://goo.gl/wx9aL
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 このコラムの読者は、コンピュータか携帯電話を使っていることだろう。このように道具を使いこなすことが、人の特徴の一つである。そして、この道具を進化させられるのもまた、人の特徴である。人は道具を開発し、道具の使い方を覚え、生活を進化させてきた。

 唐突な出だしに思うかもしれないが、これはビジネスにおいても基本的なことなので、再認識していただきたくて書いている。ビジネスにおいて、みなさんは身近な道具であるパソコンや携帯電話を使いこなしているだろうか。例えば、資料を作ろうとパソコンに向かっているときに、キーボードを正しく打っているだろうか。

 キーボードにはホームポジションというものがあるが、きちんとそこに人差し指が自然に置かれ、両手を使ってキーボードを打てているだろうか。ウィキペディアにもタッチタイピングというページがあり、キーボードの配置と指の使い方の解説がある。

 「そんな基本のこと」とお思いになる方も多いだろうが、実はこのパソコンの歴史は長いようで短く、最初は科学者が多く使っていたものが、いまやビジネスシーンにおいて、なくてはならないツールになっている。

今、分岐点に来ているコンピュータの歴史

 少しコンピュータの歴史をひもといてみよう。日本でのパーソナルコンピュータの歴史は、1978年頃にスタートする(ウィキペディア:パーソナルコンピュータ史 参照)。初期はプログラミングを主な目的として、電子計算機として活用されていた。

 日本では、英文のようにタイプライターがほとんど普及しなかった。実際には和文タイプライターというものが存在した。しかし、私の母親が持っていたのでよく知っているが、会社の机に各自持ち込めるようなものではなかった。

 その代わり、日本語ワープロなるものがオフィスに普及した。しかし、このワープロも最初の頃は高価であったために、各自に1台ではなく、職場で共有して使うものであった。

 そしてウィンドウズ95の登場とともに、すべてのパーソナルコンピュータがネットワークにつながれ始め、ビジネスにおいては、ワープロの機能や電子計算の機能、そしてコミュニケーションの機能などが便利に使えるために、急速に1人1台配られるようになっていった。

 このパーソナルコンピュータの歴史も、スマートフォンやタブレット端末の登場により、大きな分岐点に来ている。これからの子供たちは、パーソナルコンピュータに触ることなく、タブレットでノートを取ったり、またビジネスも行うかもしれない。すると、キーボードやマウスという言葉は死語になるかもしれない。

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本間 充 Mitsuru Honma

 

1992年、花王に入社。1996年まで、研究所に勤務。研究所では、UNIXマシーンや、スーパー・コンピューターを使って、数値シミュレーションなどを行う。研究の傍ら、Webサーバーに遭遇し、花王社内での最初のWebサーバーを立ち上げる。1997年から研究所を離れ、本格的にWebを業務として取り組み、1999年にWeb専業の部署を設立した。花王のWebを活用したマーケティングに取り組み続け、現在は、デジタルコミュニケーションセンター 企画室長を務めている。新しいWebのコミュニケーションの検討・提案や、海外花王グループ会社のWeb活用の支援、またB2B領域のサイトの企画まで、広く花王グループのWebのコミュニケーションに関わっている。Ad Tech Tokyo 2009, Ad Tech Singapore 2010等でも講演。

社外においては、公益社団法人・日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会の代表幹事を、2011年から務めている。
北海道大学卒業、数学修士。日本数学会員オープン・モバイル・コンソーシアム メンバー

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