マット安川 ゲストに自民党・平沢勝栄さんを迎え、アベノミクスや中・韓との外交問題や拉致問題などについてお聞きしました。また、与党内の現状から議員や公認候補の実態までもお話しいただきました。

アベノミクスで日本経済は回復に向かっている

「マット安川のずばり勝負」ゲスト:平沢勝栄/前田せいめい撮影平沢 勝栄(ひらさわ・かつえい)氏
衆議院議員(自由民主党副幹事長、衆議院内閣委員会理事) テレビ・ラジオにも多数出演。葛飾区柴又在住。『もう黙っていられない!』(徳間書店刊)『政治家は楽な商売じゃない』(集英社刊)『拉致問題』(PHP研究所刊)など著書多数。(撮影:前田せいめい、以下同)

平沢 アベノミクスがスタートしてから株価は大きく上がりました。年金なんかは株で運用していますし、株を持っている金融機関は含み資産を増やすことになります。庶民には関係ないと言われますが、いろいろなところに大きなプラスをもたらしたわけです。

 最近になって乱高下しているのは、ひとつには東京市場に入っているお金の60~70%が外国の機関投資家からのものだからですね。彼らは儲けたらさっさと逃げちゃいますから、そんなことで株価が大きく変動する。

 「第3の矢」がやや失望を呼んだということも否定はできません。確かに医療でも農業でも思い切った規制改革を打ち出せなかった。

 法人税についても、本来なら諸外国に伍して企業を活性化するためにもっと踏み込むべきでしたけれど、それもできませんでした。しかし「第3の矢」はこれからもまたいろいろ出てきますから、いずれ市場の信頼を取り戻して、株価もまた上がっていくと思います。

 夏の参議院選挙で安倍政権の地盤がより強固になれば、一部に反対の声が上がるような規制改革でも自信を持って進められるでしょう。

 ここまで株価が上げてきたことの背景には安倍政権への大きな期待感があるわけで、それが失望に変わったわけじゃありません。日本経済が回復に向かっているのは間違いのないことですから、もうそんなに下がることはないと思いますよ。

20万人の女性を拉致? 在米韓国人のデタラメな反日宣伝

 日本は長らくアメリカとの同盟関係を基軸として近隣諸国との外交をやってきました。しかし最近、その基軸が揺らいでいるところに、中国や韓国が強気の外交を仕掛けてきています。日本としては非常に対応が難しい局面です。

 もっとも、中韓が言っていることには相当な無理があります。例えば韓国が主張している慰安婦の問題ですね。アメリカで今あちこちに碑を建てていますけど、そこに何が書いてあるかというと、日本の軍隊が20万人の女性を拉致してですね、慰安婦の仕事に就かせた、と。

 20万人も拉致するなんてことは、あるはずがないわけですよ。そういうまったくのデタラメを書いた碑を、堂々と公の施設に建てている。