5月19日放送の『中山泰秀のやすトラダムス』(Kiss FM KOBEで毎週日曜24:00-25:00放送)では、飯島(勳)内閣官房参与の訪朝に関する話題を取り上げたほか、雇用創出や食料自給率向上のための提言を行った。

「オランダ型ワークシェアリング」は日本の雇用問題にも応用可能

中山 19日、福岡市で若者と女性の雇用問題を考える政府主催の「若者・女性活躍推進フォーラム」が開かれました。第8回目で最後となる今回、私は自民党若手議員を代表して参加し、意見を申し述べさせていただきました。

 特に印象的だったのは、女性の方々が非常にイキイキと活躍しておられたことです。例えば、子育て中の母親が自らの実体験をもとにベンチャーを立ち上げるなど、いろいろとユニークな取り組みをご報告いただきました。

 そうした雇用の現実について意見交換し、提言としてまとめるのが本フォーラムの目的でもあります。

 雇用の問題といえば、よくニュースや政治家の発言で非正規雇用という言葉が使われますが、私はこの「正規の雇用に非ず」という表現に非常に差別的なニュアンスを感じます。

 社会には正社員だけでなく、契約社員や派遣社員、パートやアルバイトなど、多様な働き方があり、職業選択の自由が国民一人ひとりに認められています。

 例えば、毎日幼稚園や小学校に子どもを送迎する母親が働きに出ようと思ったら、正社員としてフルタイム勤務することは現実的に難しいでしょう。

 そうした事情を抱えながら、派遣社員やパートという雇用形態で一生懸命働く女性だって当然いるわけです。その方々に対し「非正規雇用」という言葉を使うことが本当に正しいのか、大きな疑問を感じます。

 オランダに、かつて労働組合連合の議長を務め、雇用革命を実現したロデバイク・デ・ワール氏という方がいます。

 実はオランダにも、日本と同じく雇用不安の問題を抱えていた時代があったそうですが、そうした中でデ・ワール氏は、「オランダ型ワークシェアリング」という新しい雇用のあり方を提唱しました。それは、同一労働同一賃金の「均等待遇」政策です。

 日本ではワークシェアリングと聞くと、勤労者同士で仕事を分け合い、1人当たりの負担を減らすというイメージが強いのですが、オランダでは労働の「時間」に焦点を当てます。