マット安川 今回のゲストは自民党・平沢勝栄さん。会期中とあってお忙しいなか本会議終了後すぐに駆けつけていただき、民主党が進める消費税増税法案はじめ、行政改革、国防問題、拉致問題、領土問題など幅広くお聞きしました。

消費税増税には基本的に賛成だが、いくつか条件がある

「マット安川のずばり勝負」ゲスト:平沢勝栄/前田せいめい撮影平沢 勝栄(ひらさわ・かつえい)氏
衆議院議員(自由民主党副幹事長、衆議院内閣委員会理事) テレビ・ラジオにも多数出演。葛飾区柴又在住。『もう黙っていられない!』(徳間書店刊)『政治家は楽な商売じゃない』(集英社刊)『拉致問題』(PHP研究所刊)など著書多数。(撮影:前田せいめい、以下同)

平沢 消費税増税について、まだ民主党の中でまとまっていませんが、私たちは民主党の中の賛成派と一緒で、基本的に消費税は上げざるを得ないという点では一致しています。

 ただ、その消費税を何に使うのかについてはちょっと違います。そのへんのことは民主党がまとまって法案が出てきてから議論することになります。

 私は最終的に法案は通ると思います。その場合には条件闘争になります。その条件とは、まずムダを省くこと。国民のみなさんのご理解を得るためにも、国会議員の数も思いっきり減らさなければいけない。議員を減らしたからといってそんなに多くの額が出てくるわけではないけれども、姿勢の問題ですね。

 また、景気がどういう状態の時に上げるのかも条件です。上げ潮の時にやらないと、橋本(龍太郎)内閣の時に消費税を3%から5%に上げて、税収はかえって落ち込んでしまったわけです。そういう失敗を繰り返さないようにする必要がある。

 さらに、低所得者の方に対する対策についても、ヨーロッパのように食料品については据え置くとか、それができないのであれば現金でキャッシュバックするとか、そういうことも考えていかなければいけません。

谷垣自民党総裁と野田総理は間違いなく会っている

 谷垣(禎一、自民党総裁)さんと野田(佳彦、首相)さんの極秘会談については、会ったに決まっていますよ。