(英エコノミスト誌 2012年1月21日号)
中国の消費比率はもはや低下しておらず、外貨準備はもはや増加していない。
中国の純輸出は2011年に減少した〔AFPBB News〕
データが示すポイントは、時として議論されているポイントより早く変化する。中国の輸出主導の経済成長は、この国の巨額な外貨準備を容赦なく増加させると同時に、国内では消費者を圧迫し、海外では競争相手を圧迫するというのが世間一般の通念だ。
だが、今月公表された統計は、こうした議論を複雑なものにしている。
中国は今もかなり多額の貿易黒字を計上している。だが、2011年には純輸出が(絶対ベースで)減少した。純輸出の減少は、2000年以降たった3度目のことで、中国の成長率を0.5ポイント押し下げた。
消費に支えられて力強い成長を維持
国内で生まれた支出のおかげで中国経済は2011年にも何とか9.2%拡大し、第4四半期でさえ驚くほど堅調に推移した。
この成長は、通常考えられないほど多くの部分を消費(公的部門と民間部門の両方)に負っており、その寄与度は2001年以降初めて5割を超えた。その結果、中国の国内総生産(GDP)に占める消費の割合は、10年連続で低下してきた後で、2011年にわずかに上昇に転じた。
中国の成長の柱は引き続き投資で、中国経済は依然、憂慮すべきほど投資に依存している。実際、中国を批判する人たちは、過剰な輸出を理由に中国を叩いていない時には、不動産に対する過剰な投資を理由に中国を叩く。
だが、中国の住宅ブームは著しく減速している。中国は先日、昨年12月には全国70都市のうち52都市で新築住宅の価格が前月比で低下したと発表した。家計は住宅ローンを組むのに四苦八苦しており、デベロッパーはほとんど融資を受けられない状態だ。
ロンドンと北京に拠点を置く調査会社ノース・スクエア・ブルー・オークは、外国資本の枯渇ぶりが特に劇的だと指摘する。外国資本は12月に前年同月比で65%減少した。
外国人が不動産から逃避する動きは部分的に、中国の物語のもう1つの意外な展開を説明している。中国の外貨準備が第4四半期に、アジア金融危機がピークに達した1998年以来初めて減少に転じたのだ。
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