日本ではテレビ・ラジオ・新聞などの既存メディアが、ネットでの同時配信を発表すれば大きな話題となるようだ。例えば、今年2月13日には、東京、大阪の民放ラジオ13局がネットで番組配信をすることが報じられ話題となっていた。
一方、中国では新聞の全ページをネットで読めるのはもはや当たり前となっている。中国でインターネットが本格的に普及し始めたのは日本よりもずっと遅く、21世紀に入ってからだというのにである。
中国ではほとんどの新聞がネットでただで読める
NHKオンデマンドの画面中国では実に多数の新聞が発刊されている。中国のことをよくご存じでない方でも、人民日報というメディアは聞いたことがあるのではないだろうか。これはお堅い全国紙であり、庶民レベルでの読者は少ない。
ただ日本ですら全国紙が一番人気の地域は少数派で地元紙が多くの地域で根づいているように、国土が日本よりずっと大きな中国では、各省各市の新聞が人気である。それもお堅すぎる「~日報」ではなく、それよりソフトで生活に根づいた「~晩報」と呼ばれる新聞が人気である。
「~日報」にせよ「~晩報」にせよ、各紙のオフィシャルサイトを訪れれば、その日の刊と、過去の新聞を無料でユーザー登録不要で閲覧ができる。広告まで忠実に紙面そのままに掲載される。
どの新聞のオンライン版もほぼ共通したデザインとなっている。日付を指定すると、その日の新聞の1面が表示され、またそのページでは1面から最終面までのリンクが表示される。読みたいページ数をクリックすると、そのページの紙面が表示される。
他のウェブを真似するため簡単に作れてしまう
厦門晩報各ページには日本同様にいくつもの記事が掲載されているが、その枠をクリックすると実際の紙面イメージの横に、その記事がテキストで全文表示される。
また各ページはpdf形式によるデータも用意されていて、その形式で各ページを保存することも可能だ。
中国のインターネットは、数値はもとより使ってみた体感のスピードも日本よりは遅いが、全ページをまとめて保存しない仕組みになっているせいか、利用の際は速度面で不安を感じたことはほとんどない。
中国のウェブサイト作りを見ると、他サイトを模倣することで短い工期で完成させようとするきらいが非常に強い。しかし、逆に読者からすれば、どのサイトも同じようなデザインというのは使いやすいという皮肉な利点もある。
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