(2009年12月30日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
日経平均株価は今年、バブル後最安値を更新する場面もあった・・・〔AFPBB News〕
任天堂が携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」を世に送り出した20年前、日本経済は年率6%を超える高成長を続けていた。世界の誰もが日本株に投資したがっていた。
日経平均株価は1989年12月29日、3万8915円87銭という高値をつけた。どれほど悲観的な人物でも、その後の展開がこれほどひどいものになるとは夢にも思わなかった。
4万円近いこの高値はそのまま史上最高値となり、ちょうど20年後に当たる2009年12月29日の終値は、これを4分の3近く下回る1万638円06銭にとどまった。過去20年間の株価パフォーマンスは、先進国の市場ではダントツの最下位である。
日本株の惨状に身震いする投資家
外国の疲れ切った投資家たちはこの数字に身震いし、過去2年間の金融危機からようやく立ち直りつつあるほかの市場でこの惨劇が繰り返されないことを祈るばかりとなっている。
KBCのストラテジスト、ジョナサン・アラム氏は、活況を呈していた1980年代末期の日本株市場のムードを次のように振り返る。「広く信じられていた説が2つあったと記憶している。1つは、4万円台に乗れば日経平均は10万円台に向けて勢いづくというもの。もう1つは、下落し始めても3万円で底を打って反発するというものだった」
バブル崩壊後、景気低迷、銀行危機、企業のリストラ、デフレと災難が続く・・・〔AFPBB News〕
どちらの説も当たらなかった。市場参加者の人気を集めていた――そして世界最大の時価総額を誇っていた――日本株はその地位から転げ落ちた。
資産バブルの崩壊とその後の経済成長の鈍化、銀行危機、企業のリストラ、デフレと災難が続き、20年の長きにわたって株価を押し下げ続けたのである。
日本には世界的な競争力を誇る企業がたくさんある。しかし国内経済は相変わらず低迷しており、デフレも再燃した。
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