ニューヨークのホテル料金は、夏休みでもなく、クリスマスでもなく、9月にピークを迎える。
なぜなら、毎年この時期に開催される国連総会に合わせて、世界各国の首脳や外相、彼らを支える官僚らが大挙してマンハッタンに乗り込み、空き部屋がなくなるからだ。
企画・制作・主演!〔AFPBB News〕
国連総会デビュー戦を飾ったオバマ米大統領は、総会開幕前から、ブッシュ前政権の単独主義を修正し、国際協調姿勢を打ち出した。しかも、総会後には2008年9月のリーマン・ショックを機にスタートした主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)のホストを務めることになっており、ニューヨークではオバマ大統領を中心に、例年以上に華々しい首脳外交が繰り広げられることになった。
このため、市内のホテル需給も一段と逼迫。さらに、要人たちが分刻みの移動を繰り返した結果、ただでさえ狭苦しい市内は、至るところで交通渋滞の嵐となった。
意気込み空回りだった鳩山首相の外交デビュー
ストライクならず! ちょっと意気込み倒れ?(ピッツバーグ・PNCパークで大リーグの始球式に挑んだ鳩山首相)〔AFPBB News〕
日本政府関係者もその渦中にあった。なにしろ、16年ぶりの政権交代直後、鳩山由紀夫民主党政権にとっても、外交デビューの舞台である。日本政府の定宿、インターコンチネンタル・ホテルで1泊500ドルのツインルームを「とんでもない数、押さえた」(政府関係者)というから、世界2位の経済大国の面目躍如といったところだ。
しかし、そんな日本側の意気込みが空回りだった感は否めない。初の日米首脳会談は、双方慌ただしい中での顔合わせとなり、踏み込んだ議論をする間もなく、わずか30分弱で終了。
鳩山首相が気候変動首脳会合で表明した、「温室効果ガスの1990年比25%削減目標」も、日本国内でトップニュースとして派手に報道されたほどには目立っていなかった。
それもそのはず、国連総会とピッツバーグでの金融サミットの議論の中心に、日本が入り込む余地など最初からなかったからだ。
舞台の演出も主演も開催国の米国。当然のことながら、徹頭徹尾、主導権を握り続けた。
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